妙深寺を知る
SDGsの活動
妙深寺のSDGsの取り組み
妙深寺では、SDGsの目標の特に 2・3・4・12・13・14・17 については目標づけて活動を行っています。
元々仏教の目指すものは『私達の暮らす地球(世の中)をよくしてゆく、そのために自分のできることを行ってゆく』ことにあります。
そのため、今の自分たちの日々の暮らし方を変えることを目指して、便利、自己利益優先の考え方、生き方を『誰かのために』の生き方に変えることで、SDGsの目標の実現を目指して行きます。
SDGsについて学ぶ
妙深寺では、まだまだ「SDGs」を知らない、とか、一体何をすればいいのか分からない、という方も多くいらっしゃるので、ことあるごと「SDGs」について学ぶ機会をつくっています。
(写真は2019年6月23日の開導会)
ガーナの子どもたちの教育支援
私達は、NPO 法人ACE のご協力を得て、カカオの生産国の子供たち、特にガーナの子供の教育支援をしています。
購入すると売上が100%教育支援になるチョコレートのシールの販売や、売り上げの一部が支援つながるチョコレート等の商品や書籍の紹介も行っています。
その事を通じて、一人でも多くの子供達が、児童労働から脱し、学校へ通学し必要な教育が受けられるよう、また親たちに教育の大切さを理解してもらえるようSDGs 4番の『子供達に質の高い教育を』の達成の一助になるべく支援をしています。
マイボトルとエコバックの使用から、出来る、つながるあなたのSDGs
お寺では古くから、必要最低限の物を持ち、丁寧に、長く、無駄なく使うことを大切にする教えが、日々実践されています。
知名度は少しづつ上がってきたものの、なかなか具体的な取り組みが難しいと思われがちなSDGsの17の目標。
だから私達は、身近なことから始めることにしました。
まずは、ペットボトルの使用を減らそう!から始めることにしました。
まずは第一段として、皆が使いたくなるクールなアルミのマイボトルを作ったのです。
『マイボトルを使ってみる』という一人の新しい選択が、二酸化炭素を削減することになり、地球温暖化防止に繋がる。
ゴミの削減が豊かな海を守ることになることを伝えました。
第2段は、インドのオーガニックコットン100%を使ったエコバッグ。
17色のSDGsのマークと宗門のマークをアクセントに作成しました。
マイバッグで買い物をすることで、レジ袋の原料となる石油の消費も減らすことができます。
また海へ流出しているプラスチックごみを減らし海や陸の環境や生態系を守ることにもつながります。また農薬を使わず育てた綿花は、労働者の健康と大地の環境を守ることになります。
このように毎日使う物から、自分たちのライフスタイルを見直す。
そして私達に出来ることが実は沢山あるということを実感してもらう、気づいてもらう。
これからも、身近なことから『ライフスタイルをSDGsへシフト』できるよう、啓蒙活動を急速に、確実にすすめてまいります。
国内外での教育支援
昔から妙深寺では、お寺や近所に住む子どもたちの夏休みの宿題などを、現役の学校や塾の先生方に見てもらう学習支援教室を開催してきました。
最近は、子育て支援の一環として、小学生を対象とした無料勉強会「てらこや」を開催しています。
宿題や苦手なところを大学生ボランティアの先生たちが優しく、丁寧に教えてくれます。
また、勉強が終わったら、いろいろな遊びで楽しむことができます。
親御さんは無料カフェ「てらカフェ」でゆっくりくつろぐことができます。
児童福祉士の先生がいますので、いろいろな相談も受け付けております。
お気軽にご参加ください。
また、妙深寺はスリランカやインド、ネパールにもお寺がありますが、インドやネパールでは、地域の子どもたちに教育の支援活動を行っています。
特にインドの妙深寺親会場(しんかいじょう=小さなお寺)があるビハール州・ラージギルは、かつてお釈迦さまがいらした場所ではありますが、現在、道路や電気・水道などのインフラの整備がまだまだ進んでいない地域で、貧困がゆえに家の仕事を手伝い学校に行けない子どもがたくさんいます。
そうした子どもたちの学習支援に少しでも役立つことができればと、現地に滞在するお講師(僧侶)や信徒を中心に英語などを教える場所としてお寺を提供しています。
白井貴子さん・妙深寺共催 ピースマンキャンプ in 葉山
2019年10月14日に、葉山町大浜海岸において「PEACE MAN CAMP in 葉山」が開催されました。このイベントは、歌手であり、神奈川県の環境大使を歴任されている白井たか子さんと妙深寺の長松ご住職の主導の下、参加者の環境問題への意識向上を図るもので、白井さんが推進されている、生ごみゼロ運動「キエーロ」の使い方講習会をメインとして企画されました。
前日の台風によってたくさんのごみが打ち上げられた海岸をみんなでごみ拾い。今問題になっている大量のプラスチックをはじめ、タイヤやボーリングの玉など「なんでこんなものが?」と思うようなさまざまな物が回収されました。
そして、ごみ拾いの後は白井さん指導を受けながら、みんなでそのごみを使って浜辺に「キエーロ」の文字を描きました。
白井さんはごみを使ってアート作品を作る活動もずっと続けておられるのです。