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妙深寺ブログ
5年目の津久井やまゆり園
昨日は、津久井やまゆり園へ行かせていただきました。
2016年7月26日未明に発生した相模原障害者施設殺傷事件から昨日で5年が経ちました。祥月命日の日に併せて津久井やまゆり園とご縁がある相模原妙現寺の鈴江昭薫御住職を筆頭に、青年教務会で御回向のご奉公をさせていただきました。
相模原妙現寺さんは、地元のお寺というだけでなく、ご信者さんのご親戚にやまゆり園の入居者さんがいらっしゃり、事件当日もやまゆり園に入居されていたそうです。しかし、仏天の御加護でしょうか、その方はちょうど犯人が唯一入らなかった二階の東棟にいらっしゃったため、不幸中の幸いで怪我もなくご無事でした。しかしながら、家族同然で一緒に過ごしていた方々が突然いらっしゃらなくなったことに大変なショックを受けら、その亡くなった方の為にとこの御回向のご奉公がスタートしました。また、妙深寺としても犠牲者のお一人が妙深寺の近隣にある紫雲会病院の施設に入居されていた際に、散歩コースでよく妙深寺の境内地に来られていたとのご縁があり、有縁のお講師や青年教務会の方が集まり、妙現寺さんと共にご奉公をさせていただいております。
5年目の祥月命日を迎える1週間前の7月20日には、神奈川県による追悼式が行われ、園内に設けられた鎮魂のモニュメント・慰霊碑が公開されたそうです。
慰霊碑に献花を供え、その向こう側へ御本尊をお掛けし、亡くなられた方々をはじめ、今も苦しむ方々やそのご家族のために一座のお看経をさせていただきました。
事件発生の年よりご奉公をさせていただいておりますが、今日に至るまでに施設の建て直しがあり、また整備をされ、事件があった場所が綺麗な場所へ姿が変わりました。事件から時間が経った事を感じます。今年の8月からは施設の運営が再開されるとの事です。ただ、いくら場所が綺麗になろうとも犠牲者の家族の悲しみや心の傷は消える事はありません。凄惨な事件が起きた事実がなくなるわけでもありません。
私達は、この悲しい事件を忘れることがない様に、また、亡くなった方が安らかでおられるように、御回向を続けて行きたいと思います。
Seijunʼs Blog
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真実の仏教-本門佛立宗の教えを世界へ。 長松清潤(日桜)ご住職の世界各地でのご奉公の様子や感じたことをありのままにお伝えします。