正しい法をそしる(謗る)こと。この世の道理に背き、間違った生き方をしていること。法華経には、この謗法の種類として、14の謗法が説かれている。

①憍慢(きょうまん:慢心)、②懈怠(けたい:怠り)、③計我(けいが:自分の考えに固執すること)、④浅識(せんしき:浅い知識で満足してしまうこと)、⑤著欲(じゃくよく:欲望に執着すること)、⑥不解(ふげ:理解しようと努めないこと)、⑦不信(ふしん:信じないこと)、⑧顰蹙(ひんじゅく:顔をしかめること。よい行いを見て非難する心のこと)、⑨疑惑(ぎわく:疑い、迷い)、⑩誹謗(ひぼう:口で謗ること)、⑪軽善(きょうぜん:よい行いをする者を軽しめること)、⑫憎善(ぞうせん:よい行いをする者を憎むこと)、⑬嫉善(しつぜん:よい行いをする者を嫉妬すること)、⑭恨善(こんぜん:よい行いをする者を恨むこと)。過去の罪障の根源も、現在の苦しみの原因も謗法にあり、この謗法を厳しく戒め、日々罪障消滅のために御題目口唱に励むことが肝心であると教えられている。