私たちがお唱えする御題目のこと。言葉の意味としては「妙法蓮華経(法華経)」に「南無(帰依)」するということだが、南無妙法蓮華経というひとつの聖なる言葉(マントラ)としてお唱えするときは、この言葉自体にみ仏の聖なる力が込められていると教えられる。

久遠本仏と法華経に説かれる妙法と御題目(南無妙法蓮華経)は一つのもの。日蓮聖人はこれを御本尊として南無妙法蓮華経と書き顕された。

ただし、同じ南無妙法蓮華経でも、宗派によってこの出典は異なり、正しくお唱えすると、「本門八品所顕、上行所伝、本因下種の南無妙法蓮華経」と熟語する。これは、法華経本門八品(如来寿量品第十五~属累品第二十二)に説きあらわされ、上行菩薩に付属された、成仏の種が込められた南無妙法蓮華経という意味になる。