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お祖師さまの御綿掛け

日々の活動 2017/11/03

お祖師さまの御綿掛け

11月になり、だんだんと寒さを実感する日が増えてきたように思います。

11月に入ると佛立宗の寺院では、御宝前にいらっしゃる日蓮聖人の御尊像に御綿を掛けさせていただきます。

このお給仕は、1264年11月11日にお祖師さま御一行が小松原(現在の千葉県鴨川市)にお祖師さまのお母様のお見舞いに行かれた際に、熱心な念仏の信仰者であった東条景信という武士が集団で襲い掛かったという「小松原の法難」という出来事に由来しています。

お祖師さまの御一行の中で2名のお弟子さん、ご信者さんがお祖師さまをお守りするために殉死されるほどの法難でした。

お祖師さまご自身も眉間に刀傷を負われ、腕も骨折されましたが、難を逃れられ、通りかかった老婆がお祖師さまに御綿をあてられたことから、11月になると御尊像に御綿を掛けさせていただくというお給仕をさせていただきます。

これからご信者さんの各ご家庭の御尊像にも御綿掛けのご奉公が始まります。

生きてましますお祖師さまの御尊像へのまごころのお給仕です。

御綿の掛けられた御尊像を拝見する時は、ぜひ、お祖師さまのご苦労を偲びながらお参りさせていただきましょう!

兼子清顕

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